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◇アーカイブ配信◇ JSSA公開講座 自律神経シリーズ「自律神経中枢としての体内時計と不眠症、うつ状態」 (1)

1月17日(金)

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Zoom オンラインセミナー

2024年3月4日に開催いたしました公開講座のアーカイブ配信です 受講できなかったみなさま、どうぞご参加ください 担当:永井克也先生 「体内時計機構と不眠症、うつ病や精油の効果について解説いたします」 講座の詳細は、申し込みページにてご確認ください。

◇アーカイブ配信◇ JSSA公開講座 自律神経シリーズ「自律神経中枢としての体内時計と不眠症、うつ状態」 (1)
◇アーカイブ配信◇ JSSA公開講座 自律神経シリーズ「自律神経中枢としての体内時計と不眠症、うつ状態」 (1)

Time & Location

2025年1月17日 10:00 – 2025年1月18日 23:59

Zoom オンラインセミナー

About The Event

哺乳類を始めとした地球上の生物の行動や代謝などの体内活動には地球の自転と公転により形成される24時間周期の環境リズムに適応した日周リズム(概日リズム、circadian rhythm、サーカディアンリズム)があります。このリズムは24時間の明暗などの環境(外部環境)周期によってその位相が同調されます。演者(永井)らは身体の代謝調節の研究から、哺乳類の概日リズムの主時計が存在する脳・視床下部・視交叉上核(suprachiasmatic nucleus、SCN)が自律神経調節中枢として機能することをオランダ王立脳研究所のR.M. Buijs教授らとの共同研究で明らかにしました。即ち、膵臓を支配する自律神経ニューロンを逆行性に上行するウイルス(Pseudorabies virus)を膵臓に注射すると自律神経経路を逆行してSCNニューロンに到達することや、SCNから膵臓へ投射する交感神経と副交感神経のニューロンが異なるSCNニューロンであることを明らかにすると共に、SCNニューロンを破壊すると糖欠乏状態(低血糖状態)で起こる膵臓を支配する自律神経(交感神経も副交感神経も)の活動変化も消失することも認めました。北欧の冬季うつ病はSCNにある体内時計の障害であることが分かっていて、早朝2時間くらい3千ルクス位の明るい光を眼に受けて、体内時計を地球環境の周期に同調させるとこのうつ病は治ることがわかっています。つまり、自律神経中枢である体内時計は狂うと睡眠の周期が障害されるだけでなくうつ状態になるのです。私たちはグレープフルーツ精油とラベンダー精油の香りによる匂い刺激が自律神経の活動変化を介して様々な生理機能変化を引き起こすことを認めていますが、このような変化もまたSCNの電気破壊や時計遺伝子のノックアウト(KO)で消失したり、変化したりすることも認めています。このような体内時計機構と不眠症、うつ病や精油の効果についても解説したいと考えています。


アーカイブ配信日時

2025年1月17日 (金)午前10時 ~ 1月18日 (土)午後11時59分まで


永井 克也 代表理事

大阪大学名誉教授

医学博士

Cost

  • JSSA会員(オンデマンド)

    セール終了: 2025年1月16日 18:00
    ¥6,000
    消費税:消費税込み
  • 非会員(オンデマンド)

    セール終了: 2025年1月16日 18:00
    ¥8,500
    消費税:消費税込み

合計

¥0

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