
JSSA公開講座 自律神経シリーズ「血糖、血圧、体温のホメオスタシス:自律神経とホルモンによる調節」
2月05日(月)
|Zoom オンラインセミナー
担当 : 永井克也先生 「この講座は、私たち哺乳類が、生存に必須な身体の環境(内部環境)をある範囲に保つこと=体内恒常性(homeostasis、ホメオスタシス)と精油の効果について学びます。」


Time & Location
2024年2月05日 10:30 – 12:30
Zoom オンラインセミナー
About The Event
私たち哺乳類では血糖、血圧、体温などの身体の生存に必須な指標を一定に保つ仕組みがあり、自律神経と内分泌系によってその調節が行われています。摂取した糖質はどのような糖質でも一度肝臓を通過すると殆どがグルコース(ブドウ糖)に変換します。従って血糖値とは血中のグルコース濃度を言います。糖のセンサーは口腔、胃や腸のみならず、血管内や脳内にもあり、それらの部位で検知された糖の情報は脳に伝達されて、血糖を一定に保ちます。これは脳がグルコースを必須のエネルギー源とするからで、自律神経のみならず、インスリンなどのホルモンが関与します。勿論、インスリンなどを分泌する膵臓の細胞の周囲のグルコース濃度の変化もそれらのホルモンを変化させますが、口腔内や脳内のグルコースセンサーから自律神経を介する調節の方が迅速に起こります。一方、血管内や脳で検知された血圧や血液量の情報は脳に伝達されて、自律神経やホルモン(アンギオテンシンIIなど)が関与して血圧を一定に保ちます。これは身体全体に酸素や栄養素を運搬するために重要です。体温も皮膚、血管や脳でその変化が感知されて、自律神経とホルモン(甲状腺ホルモンなど)の作用で体温を一定に保ちます。体温が43℃になると身体の酵素は変性しますし、低温になっても身体での化学反応は起こらなくなるので、この仕組みは重要です。このように生存に必須な身体の環境(内部環境)をある範囲に保つことを体内恒常性(homeostasis、ホメオスタシス)と呼びます。ホメオスタシスの破綻が疾病であり、アロマテセラピーもホメオスタシスを回復することが目的となります。因みにホメオスタシスという言葉はハーバード大学のWalter B. Cannon教授の命名によります。本講義ではこれらと精油の効果について解説します。
オンデマンド配信日時
2月9日 (金)午前10時 ~ 2月10日 (土)午後11時59分まで
永井 克也 代表理事
大阪大学名誉教授
医学博士
Cost
セミナー受講料
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